月光之巻 62帖〜55帖

補 巻
月光之巻 62帖〜55帖
  第62帖 
そなたは現実世界の事ばかりしか分からんから
現実の事ばかり申して
1(いち)に1足(た)すは2だとのみ信じているが
現実界ではその通りであるが
それが平面の見方考え方と申すもの
いくら極きわめても
進歩も弥栄やさかえも無いのじゃ
1に1足す1の世界、1に1足す無限の世界
超現実、霊の世界、立体の世界
立立体の世界のある事を体得しなければならんぞ
そなたは心を持っておろうがな
心があれば
心の属する世界のある道理は分かるであろうが
心で描いて、心で先ずつくり出してから
行為する事も、その順序も分かるであろうがな

心の動きが先で
肉体がその後で動くことも分かって居ろうがな
心の世界に無いものは
物質の世界に無い道理も分かって居ろうがな
何故に迷うのじゃ

霊界が「主」で現実界が「従」である事
(霊主体従・神主人従)

分かって下されよ
逆立ちしてそなた自身で苦しんでいる事
早く得心(とくしん)して
嬉し嬉し(うれしうれし)で暮らして下されよ
 第61帖 
そなたの苦労は取り越し苦労
心配(くば)りは忘れてならんなれど
取り越し苦労、過ぎ越し苦労は要らんぞ
そうした苦労は、そうした霊界をつくり出して
自分自身が要らぬ苦労をするぞ
何事も神に任せよ
そなたはまだ神業の取り違いして御座るぞ
そなたの現在与えられている仕事が神業であるぞ
その仕事より良く、より浄化する様
ぎょうじねばならんぞ
つとめ(務め)た上にもつとめねばならん
それが御神業であるぞ
そなたはそなたの心と口と行いが違うから
違う事が次から次へと折り重なるのじゃ
コト(言)正して行かねばならんぞ
苦を楽として行かねばならん
苦と心するから苦しくなるのじゃ
楽と心すれば楽と出て来るのじゃ
ちょっとの心の向け方、霊線の繋つなぎ方ぞ
そなたは悪人は悪人じゃ
神として拝おがめとは無理じゃと申しているが
一枚の紙にも裏表あるぞ
そなたはいつも裏ばかり見ているから
そんな事になるのじゃ
相手を神として拝めば神となるのじゃ
この世は皆、神の一面の現われであるぞ
  第60帖 
そなたは自分の力を人に見せ様としているが
無邪気なものじゃのう
自分の力が隠せぬ様では、頭に立つ事出来んぞ
何もかも出してしまったのでは味が無くなるぞ
そなたは良く祈るいのる
祈る事は結構であるなれど
祈るばかりでは物事ものごと成就せんぞ
すには先づ祈らねばならんが
そなたはそなたの神にのみ祈っているぞ
為すのは己おのれであるから

己に祈らねばならんぞ
己に祈った後、己が為さねばならんぞ
乳房ちち与えられても
自分で吸わねば自分の身には付かん道理じゃ
だが、為(な)したのみでは未だ足らんぞ

時々は省(かえり)みなければならんぞ
そなたは形や口先ばかりで拝んでいるが
心と行と口と三つ揃わねばならん
三つ揃って拝むならば
どんなものでも与えられるのじゃ
拝む所へ物は集まって来る

神も集まって来る
足らぬもの無くなるぞ
余ること無くなって、満たされるのが

誠の富(とみ)じゃ、清富じゃ
 第59帖 
一度申した事どこまでも貫くそなた結構ぞ
なれど囚(とら)われているぞ
この神はちっと大きな
今までに無い大変を致すのであるから
あまり小さく囚われていると
分からん事になって来るぞ
固まる時には一度に固まらねばならん
昨日は昨日、今日は今日ぞ
そなたは動機が善ならば失敗は薬と
我(われ)の都合の良い様に
我と我を弁解して御座るなれど
弁解したのでは薬にならん
毒となる事あるぞ省(かえり)みよ
そなたは何神様でも仏でも
何でもかんでも拝んでいるが
その順序と区別がよく分かっていないぞ
分からずに盲(めくら)めっぽうに拝んではならん
心得なされよ
そなたは忙しい忙しい
神示読む間(ま)も無いと申しているが
忙しいのは神の恵みであるぞ
よど)んだ水は腐るのじゃ
忙しい中にこそ、神示(ふで)読む時があるのじゃ
逃げ道を作ってはならん
 第58帖 
春が来れば草木に芽が出る花が咲く
秋になれば葉が枯れるのじゃ
時節よく気をつけて取り違いせん様に致してくれよ
時節ほど結構なもの無いが
また、恐いものも無いのであるぞ
丁度呼吸の様なもので一定の順序あるのぞ
吸の極は呼となり、呼の極は吸となるぞ
これが神の用(はたらき)であるから
神の現われの一面であるから、神も自由にならん
この神も時節には敵(かな)わんのであるのに
そなたは時々この時節を無視して
自我
あるいは
時節を取り違いして
押しまくるから失敗したり怪我したりするのじゃぞ
素直にしておれば楽に行ける様になっているぞ

時待てば炒(い)り豆にも花咲くのであるぞ
水が逆に流れるのであるぞ
上下でんぐり返るのであるぞ
上の人が青くなり、下の人が赤くなるのであるぞ
取り違いせぬ様、理解して下されよ
  第57帖 
そなたは失業したから
仕事を与えて呉れと申しているが
仕事が無くなってはおらんぞ
いくらでもあるでないか
何故に手を出さんのじゃ
そなたはすぐ金にならねば食っては行けない
金にならぬ仕事は出来ぬ
自分はよいが
妻子が可哀想だからなどと申しているが
どんな仕事でも、その仕事に融け込まねば
その仕事になり切らねばならんのに
そなたは目の先の慾に囚(とら)われ
慾になり切って、目の色を変えて御座るぞ
それでは仕事にならん
仕事は神が与えたり人が与えて呉れるのでは無いぞ
自分自身が仕事にならねばならん
この道理さえ分かれば、失業無いぞ
自分自身が仕事じゃからのう
 第56帖 
そなたは何時(いつも)もあれも良いらしい
これも良い様だと迷って
迷いの世界を生み出し
自分で自分を苦しめて、気の毒よなぁ
これと一応信じたら任せ切れよ

梶(かじ)を放して鳴門の渦の中に任せ切れよ
任せると開(ひら)けて来るのじゃ
悟れた様でいて
そなたが悟り切れんのは任せ切らんからぞ
そなたはいつも孤独、そなたの不運は孤独からじゃ
友作れよ
友を作る事は己(おのれ)を作る事と申してあろが
友を作る事は新しき世界を作る事ぞ
一人の世界は知れたものぞ
一人ではマコトの道を生きては行かれんぞ
友と申しても人間ばかりでは無いぞ
山も友、川も友、動物も植物も皆友ぞ
大地も大空も皆友となるぞ
何もかも皆友じゃ
皆己(おのれ)じゃ
皆々己となれば己は無くなるぞ
己無くなれば永遠(とわ)に生命(いのち)する
無限の己となるのじゃ
御神前で拝むばかりでは狭いぞ
野菜拝めば野菜が
魚拝めば魚が己となるのじゃ
拝むことは「和す」こと
和すことが友作る秘訣ぞ
友を己とすることは、己を友とすることじゃ
友に捧げることじゃ
親は子に捧げるからこそ、子が親となるのじゃ
分かったか
赤ん坊のお尻を拭(ふ)いてやる事も
あるであろうがな
そなたが赤ん坊であったら出来ない芸当ぞ
お尻を出す者があっても、決して怒ってはならん
子のお尻と思って
綺麗(きれい)に拭いてやれよと申してあろうが
お尻を持ち込まれるのは
持ち込まれるだけの訳(わけ)があるからぞ
利子は後から支払えば良いと
そなたは思っているが
先に支払う事もあるのであるぞ
先にお尻を拭かねばならん事も
世が迫って来ると出て来るのじゃ
その代わり、後(あと)で神が
そなたのお尻を綺麗に拭いて下さるぞ
ぶつぶつ申さずに勇んでやって下されよ
そなたは他に物を与える事に心せねばならんぞ

与えることは頂くことになるのであるから
与えさせてもらう感謝の心
がなければならんぞ
強く押すと強く
弱く押すと弱くはね返ってくる事
よく知って居ろうがな

自分のものと云うものは何一つ無い事
よく分かっている筈(はず)じゃ
 第55帖 
そなたはよく腹を立てるが
腹が立つのは慢心からであるぞ
よく心得なされよ
下腹からこみ上げて来る怒りは大きな怒りであるから
怒って良いのであるなれど
怒りの現わし方を出来るだけ小さく
出来るだけ清く、短くして下されよ
怒りに清い怒りは無いと
そなたは思案して御座るなれど
怒りにも清い怒り、澄んだ怒りあるぞ
そなたはいつも自分の役に不足申す癖があるぞ
その癖(くせ)直して下されよ
長くかかってもよいから
根(ね)の音(ね)からの改心結構ぞ
手は手の役、足は足の役
頭は頭の役、それぞれに結構ぞ
上下貴賎(きせん)無い事
そなたには分かっている筈なのに
早く得心して下されよ
そなたはこの神ときわめて深い縁があるのじゃ
縁あればこそ引き寄せて苦労させているのじゃ
今度の御用は苦の花咲かすことじゃ
真理に苦の花咲くのであるぞ
因縁のそなたじゃ
一(いち)聞いたなら十が分かるのじゃ
言われん先に分かってもらわねばならんぞ
知らせてからでは味(あじ)無いぞ
十人並みぞ
今度の御用は千人力、十人並みでは間に合わんぞ
人間の目は一方しか見えん
表なら表、右なら右しか見えん
表には必ず裏があり、左があるから右があるのじゃ
自分の目で見たのだから間違い無いと
そなたは我(が)を張って居るなれど
それはただ一方的の真実であるぞ
独断は役に立たんぞ申してあろうが
見極めた上にも見極めねばならんぞ
霊の目も一方しか見えんぞ
霊人には何でも分かっていると思うと
大変な間違いが起きるぞ
一方と申しても霊界の一方と現界の一方とは
一方が違うぞ
そなたは中々に立派な理屈を申すが
理屈も必要であるが、泡(あわ)の如きもの
そなたの財産にはならんぞ
体験の財産は死んでからも役に立つ
懺悔(ざんげ)せよ申しても
人の前に懺悔してはならんぞ
人の前で出来る懺悔は割引きした懺悔
割引きした懺悔は神を騙(だま)し
己を騙す事となるぞ
悔い改めて下され
深く省みて下され
深く恥じ畏(おそ)れよ
心して慎んで下されよ
直ちに良き神界との霊線が繋(つな)がるぞ
霊線繋がればその日その時から良くなって来るぞ
気持ちが曲がったら霊線が切り替えられる